2009年09月28日

CAD II Tokyo

今回のCAD IIは変則日程(シルバーウィークの最後の2日間+土曜日の飛び石)ということもあり、わずか5名の受講生。通常なら、石崎先生がお一人でご担当されるところなのですが、新型インフル対応ということもあり、僕も参加することになりました。

いつもは学生が多くて、とにかく一日中休む間もないのがCAD IIなんです。PCを使った授業ですから、学生を呼ぶわけにもいかず、こちらが移動しなければならないので、夕方になると足腰にかなりのダメージが(もう歳ですからね…)。エスキースをして、CAD操作の質問に答えていくのですが、全員の要望に完全に応えるのは、時間的に難しいわけで、ある程度は自主性を持ってやっていただくことになります。それでも、もう少し見てあげたかったな、というケースはままあります。


しかし、今回はその逆。巡回してもすぐに終わってしまいますし、質問もひっきりなしというわけではありませんから、良くない言い方をすれば「ヒマ」なのです。でも、手取り足取り教えるのはデザインの授業には合いませんし、自分で考えて作らないと結局身にならないので、言いたいこともグッとこらえなければいけません。これが、思った以上につらいことでした。

最終的に完成した作品は、なかなかのクオリティ。いつも以上に時間を掛け、アドバイスを受けながら進めることができた成果でしょう。講評ではいろいろと指摘しましたから、あんなに時間があったんだから早く言ってくれればいいのに、と思ったかもしれません。が、自分の現在の実力をぶつけて作品を作ること、そしてその総括を次の設計課題に生かすことが重要ですから、それで良いのです。
自分に足りないなと感じたところは、実際の建築を見たり、建築家の作品集や雑誌など読んだりして、力を付けていっていただきたいと思います。
posted by kuharc at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ASU

2009年09月01日

PREFAB SPROUT The Gunman and Other Stories

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Prefab Sproutといえば、僕たちの世代には少々懐かしい青春の響きがするところですが、まさかまさかの彼らの新作がもうすぐリリースされるらしいのです。もう半ば諦めていたところでしたから、本当に楽しみ。
彼らが人気を誇ったのは、1980年代半ばから90年代初めくらい、傑作を次々と世に送り出しました。美しいメロディーライン、非常に凝ったディテールを持つ瑞々しいサウンドが特徴のバンドで、同時代の中で一つ飛びぬけた存在でした。

その後、しばし活動停止して、98年に"Andromeda Heights"、そして2001年に"The Gunman and Other Stories"をリリースしました。この2枚のアルバムは、初期に比べると、ぐっと成熟した落ち着きを持つ大人のサウンド。
そして、最新作ではどんなサウンドを聴かせてくれるのでしょうか。

さて、今回紹介するのは"The Gunman and Other Stories"です。
これは、普段からとても良く聴いている1枚。とにかく、メロディラインが優しく美しいのです。サウンドは、極めて精巧に作られているのですが、聴いているぶんには、そんなことは何も感じないくらいにナチュラル。柔らかな秋の日差しの中で、のんびりと遊んでいるような気分になり、リラックスできます。ありがちな表現ですが、大人のための上質なポップミュージック、というのがしっくりくるアルバムです。

しかし、言うまでもないことですが、巷に溢れている凡庸な音楽とは、完全に違う次元にあります。もともと、サウンドを微妙に捻じる傾向があったバンドですが、それが大人になるにつれて、だんだん素直に真っ直ぐなってきたというような感じがあって、ストレンジなフィルターを通過しているのだけれど、表現はシンプルでストレート、というその絶妙なバランスのサウンドが、いつまでも耳を飽きさせないのだと思います。

The Gunman and Other Stories
posted by kuharc at 21:02 | Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽